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FINAL FANTASY VII REBIRTH | SQUARE ENIX (square-enix.com)
PV
・物語の核心が描かれる、FF7リメイクシリーズ第2作目!
・より楽しく豪華に進化した戦闘システム!
・ストーリー終盤、怒涛のクライマックス展開が凄まじい!
ストーリー
星に生まれ、星へ帰る、生命のサイクルー<ライフストリーム)。
星を循環する生命エネルギーを吸い上げ、廃晄>として浪費する神羅カンパニー。
元ソルジャーのクラウドと仲間たちは、廃晄都市ミッドガルでの壮絶な戦いを経て広大な世界に足を踏みだす。
チョコボで草原を駆け、未知なる道を探し、星を巡る旅が始まる。
そのとき、ソルジャー1stのザックスは、ミッドガルにつづく荒野を歩いていた。
廃晄中毒になった親友のクラウドを支え、傷だらけの体をひきずりながら。
死線を越えた先で、見上げた空に広がる不気味な亀裂。
ウータイ暫定政府が率いる新たな勢力<反神羅連絡会>による宣戦布告。
空から来た厄災〈ジェノバ〉の遺体を運ぶ、黒マントに身を包んだ者たち。
星の危機を受け、ライフストリームの中で目覚める守護者<ウェポン)。
宿敵セフィロスによって運命は交差し、新たに再誕する。
FF7リメイクシリーズの二作目
「FINAL FANTASY Ⅶ REBIRTH」以下FF7リバース)は、「FINAL FANTASY Ⅶ REMAKE」プロジェクト3部作のコアとなる第2作目の作品です。
ミッドガルのみの構成であった1作目と異なり世界が大きく広がったフィールドに加え、レッド13やユフィ、ケット・シーがプレイアブルキャラクターとして追加!
バトル要素は固有のキャラクター同士の組み合わせで連携アクション!など戦闘についても追加部分大きめです。
ザックスが生存している世界線との繋がり、エアリスの行きつく先は果たしてどうなるのか。と気になる要素増し増しの大作アクションRPGとなっております。
あらゆるボリュームがとてつもないことになっているFF7リバース。
ストーリーやシステム、ミニゲームと、良くも悪くも思うところが多すぎる、レビューしがいのある作品でした!
もはや語るまでもない良いところ
まずは、今作をプレイしていなくともPVを見た人ならばわかる程度の内容をさくっと紹介。
全ビジュアルの美麗さ
前作FF7リメイクのDLC、ユフィを主役としたものからPS5のスペックに対応して制作されていました。
今作もグラフィックの綺麗さは当然の如く素晴らしいものになっております。
町やステージの描写は綺麗かつ丁寧な作りこみ。部屋の中の小道具にもこだわりを感じさせるクオリティとなっています。
物語冒頭で一泊するだけのカーム宿でさえ、神が宿ってる繊細な作り込み。その土地の歴史をも感じさせる仕上がりです。
キャラクター描写のよさ
各キャラクターの個性と魅力をよく引き出しています。
イメージから逸脱したやりすぎの描写もなく、オリジナル版から追加された数々のエピソードによって、キャラクター性の深掘りを行っていますね。
イベントシーンではキャラクターたちが表情や仕草で気持ちを表現しているところが多くつい注目してしまいます。
ティファやエアリスなど、クラウドに対する複雑な感情が増していく第二作目ですので、その辺りをプレイヤーに伝えてくれる表現力はありがたいです。
少し異なる話になりますが、個人的に好きだったのが町の住民たちとの会話。モブキャラとは思えないクセのある台詞回しに何度もふふっとさせられました。
前作より進化した戦闘システム!
戦闘の基本
本リメイクシリーズの戦闘システムは、【コマンド&アクションバトル】と謳っているように、普通のアクションとはかなり仕様が異なります。
手順としては、まず見破るで相手の弱点を把握して魔法攻撃などで攻撃してHEAT状態に。
そこから攻撃を重ねてBURST!ダメージ倍率がアップするチャンスタイムになるので、温存しておいた高火力の技で大ダメージを与えます!
敵モンスターを効率よく処理するためにはこのような攻め方が必要です。
また、基本的なアクションゲームは、敵の攻撃が開始されるのを確認してから回避アクションをしても大抵は避けることができますが、本リメイクシリーズの攻撃は簡単に回避できないように調整されています(タイミングを合わせられるならガードは可能)
なのでRPGゲームのように、攻撃をひんぱんに食らってしまうのが前提の調整となっています。それゆえバトルの思考法を変えて取り組む必要があります。
DMCシリーズなどの純正アクションゲームに慣れている方はかなり違和感があると思いますが、コツが分かればボス戦も爽快感強めで楽しめるようになると思います!
もしザコ戦相手にいちいち弱点を見破って攻めるのが面倒!というかたは、ヒット数の多い技でバーストゲージを増やしてバーストさせるのがおすすめです。
- バレット:【ぶっぱなす・アンガーマックス】で雑にヒット数アップ!
- ティファ:【闘気スフィア】を置いてから通常攻撃連打でヒット数アップ!
- エアリス:【閃光の魔法陣】を繰り出したら、後はCPUに任せてヒット数アップ!
管理人はザコ戦の時は上記の技を何も考えずに使いまくっていました!
これだけで、時間のかかるマップ攻略(後述します)の際の戦闘時間がそこそこ短縮されると思います。
連携アクション アビリティについて
リメイク2作品目にふさわしくバトルも正統進化!
特定の組み合わせで発動できる連携アクション・連携アビリティが追加されましたよ!
連携アクション
MPもATBゲージも消費しないので使い放題のアクションです。
通常攻撃の連携版みたいなもので、派手さや火力とかはあまりないです。
通常攻撃はATBゲージを貯める+相手のバーストゲージを蓄積させるものですので、連携アクションさせるより普通に攻撃したほうが効率的では?と感じてしまいあまり出番はないかな、と思っていました。
が、通常攻撃連打だと戦闘が単調になり飽きてしまいそうだったので、思い出した時に何となく使うと、攻め方に変化が感じられて楽しかったです。
アクションゲームは手数の種類が多いと嬉しい派です!
一番使用したのは、ティファが仲間と連携してジャンプ攻撃する【摩天翔】という技でした。ジャンプ攻撃後にそのまま通常攻撃に移行できるので、空中に浮かんでいるモンスター相手にかなり役立ちました!
連携アビリティ
連携アビリティは派手で何度も見たくなるカッコよさ!演出がとても綺麗で魅せてくれます。
見た目だけでなく攻撃力も高いので、相手をバーストさせてからの攻撃に最適です。
ユフィ+レッドXIIIの【ブルートバディ】
素早さが特徴の2人でスピード感のある連続攻撃!
エアリス+ティファが繰り出す【ヘブンズピンボール】
エアリスが展開した球形の魔法陣の中をティファが高速で反射して攻撃します。2人で連続攻撃!ていうのも好きですけど、こういう魔法の応用で連携攻撃するのも好きです。
阿吽の呼吸でパパっとかますのがクールでかっこいい!
これがスクエニの本気!?超広大なマップ!
マップ埋めについて 広大すぎるよ……!
メインストーリー進行→新マップ解放→サブクエストやミニゲームでマップ埋め→次のメインストーリー進行。
という順番で進行する本作【FF7リバース】
上記画像のように広大なエリアがいくつも用意されており、正に世界中を巡って旅をしているのだという気持ちにさせてくれます。
アイテム合成用の素材収集スポットや、特殊なモンスター討伐拠点など多種多様なワールドレポートを用意してくれています。
しかし、さらっと言いましたがこの多種多様なワールドレポート。詳細にお伝えするならば以下になります。
- 通信塔の起動
- モンスター討伐拠点→バトルシミュレーター解放
- チョコボ捕獲ミニゲーム→チョコボ移動解放
- モーグリ捕獲ミニゲーム→モーグリショップ解放
- 召喚獣の祠→弱体化する召喚獣とバトル
- ライフスポット解放→特殊な大型モンスターなど他要素解放
- エンシェントマター調査→特殊な装備解放
- チョコボによる発掘→アイテム合成レシピ入手
- その他ミニゲーム各種+サブクエスト
やることが……多いぜ!
このワールドレポート埋めをプレイしてどう感じたか、が今作の評価の分かれ目となる。と言っていい程です。それくらい大ボリューム。
メインストーリーを先に進めたい!けどマップを全然埋めないで先に進むことはゲーマーとしていかがなものか……
でも内容は単調でしんどい、ああでもマップ中に重要なアイテムとかあったらどうしよう。ぐおおおお。というような葛藤が、多くのプレイヤーの中で生まれたであろう、と私は勝手に思ってます。
プレイヤーが本作に期待している点は、予想つかないストーリー展開が作られているか?
感動するクライマックスがきちんと用意されているのでしょうね?といったところに結構なウェイトが置かれていると思います。
しかし当然のことながらその答が明かされるのは最後の最後。ラスボスと対峙する場面まで進めなければなりません。
それなのに……!マップが広すぎてメインストーリーが全然進まないよ……!嬉しいけども!
ちなみに管理人は、レポート全部埋めは諦めてほどほどに妥協して進めました……(それでもクリア時間は70時間以上)
すみません、モーグリ捕獲は後半ほぼ飛ばしました!
こういったおふざけ要素の入ったムービーも入ったりするので、ずっと単調な進行になる。というわけではないです。
後ろのつまらなそうなエアリスがちょっと面白いですね。
ミニゲームについて
本作FF7リバースを語るならばミニゲームについて触れなければなりません。
PS初期のオリジナル版の時から【FF7といえばミニゲームの豊富さ】と言われるほどにミニゲームは重要な要素でした。
本作を代表するミニゲームである
【クイーンズブラッド】
順番にカードを出し合い、陣地を奪い合いつつ総点数を競うシンプルなルールですが、カードの特性が徐々に増えていくと共に奥深さが感じられるゲームです。
これが本当に面白く、新しいカードを手に入れる度にデッキ構成を考えてしまうくらい夢中になっていました!
各地にいるカードバトラーと勝負してランクを上げていくストーリーも楽しめる!新しい街につくやいなや、カードバウターを求めてさまよってました。
このように、リメイク作品を作るならば妥協するわけにはいかない!という制作人の気合いを感じる高クオリティなミニゲームがたくさん用意されています。
アクション、リズム、シミュレーションにカードゲームと、あらゆるジャンルを網羅する凄まじい熱量!
しかし管理人は正直なところ、ストーリー中盤ほどから、もっと普通にストーリー進行させて欲しいかも……と少し思いながらプレイしていました。
上記のように多くのプレイヤーを消耗させるほどの量となっております。
今の時代にここまでお腹いっぱいのコンテンツを出してくれることにはとても感謝しています!が!次回作ではもう少しだけ手加減してくれるとありがたいですね(笑)
とはいえあくまでミニゲームはミニゲーム。ワールドレポートと同じように、ほどほどに妥協しながら進めよう。というメンタルでプレイするのがおすすめです。
毎回Sランクを絶対とる!というような熱い意気込みでプレイしていると、結構しんどいと思います。
それに加えて前述した通り、本作の楽しみにしている部分はメインストーリーの割合が多いので、(メイン部分がとにかく面白いからというのも理由にあるのですが)
どうしても早く話しを進めたい!けどミニゲームをクリアしないといけない!という葛藤が、ミニゲームへのもやもやに繋がっているのだと思います。
つまり、ミニゲームになんとなくモヤッとしているかたは、ゲーム大好きなヒトなんですよね。
早くFF7をもっと楽しみたい!という人や、このゲームを完璧完全に遊び尽くしたいんだ!という想いをもった人達の感想だと思うと、みんなFF7が大好きで期待していたのだな、と暖かい気持ちになりますね。
次回完結編への期待高まる!
まとめますと、全体的にオリジナル版のいいところを残しつつ追加要素も加えて、プレイヤーに懐かしさと新しさを提供する、とてもよいリメイク作品でした。
PSオリジナル版ではティファのクラウドに向けての感情が、終始心配や不安というネガティブな面が出ることが多かったです。
しかし今作では信頼や愛情といった、ティファの内面的な良さがよく伝わってきていたのが、個人的には一番よかったですね。
オリジナル版エピソードを程よく盛ってくれたのもよかったです。レッドやバレットのくだりはストーリー中盤とは思えない程のクオリティだったので、次回作のシドやヴィンセントのエピソードもかなり期待します!
後半クライマックスの展開については賛否両論あるようですが、個人的にはめちゃくちゃ盛り上がって楽しませていただきました。
次回の完結編ではどんなラストが待ち受けているのか、想像するだけでワクワクが止まりません!
それではまた。
© SQUARE ENIX
CHARACTER DESIGN: TETSUYA NOMURA / ROBERTO FERRARI
LOGO ILLUSTRATION:© YOSHITAKA AMANO