PV
ストーリー
これは、絆を紡ぎ、王に選ばれるための物語
物語の舞台であるユークロニア連合王国は、王子と王の暗殺により統治者を失い、混迷と不安がもたらされていた。
そしてある日、歴史上前例のない「選挙魔法」が発動。王位争奪戦が勃発する
その中で、主人公は彼の相棒である妖精「ガリカ」とともに、王子にかけられた呪いを解くため広大な大陸を巡る旅を続ける。
彼らは旅の目的のため選挙へと参加することを決意し、旅の中で様々な種族の仲間たちと出会い、絆を深めていく
作品について
【メタファー:リファンタジオ】
クリアしました。
いや、もうめちゃくちゃ面白かったです。
ここまで中毒性のあるJRPGは初めてと言って良いレベルでした。
面白すぎて日常生活に支障が出ますので、ある種危険な作品です。
本タイトルは2016年に『PROJECT Re FANTASY』というタイトルで発表され、8年かけてアトラスさんが作り上げた作品です。
戦闘システム、アーキタイプデザイン、UI、BGM、台詞のリズム感とセンス……と、良いところがいくらでも出てくる作品なので、今回の記事はいつもよりスラスラ書けました!
発表当初から発売が待ち遠しく、東京ゲームショー2024に試遊しに行って参りました(道中モンハンに心奪われかけましたが)

冗談抜きに何日ものめり込むようにプレイしました【メタファー:リファンタジオ】
無限にある良かった点を絞り込んでいくつか紹介させていただきますので、良ければご覧ください!
【メタファー】の最高な点
全てのゲームの原典!王道ファンタジーの世界観が素晴らしい

幻想の世界には力があります。
誰しも心の中に、その人を支える力になる空想の物語が必ずあるはずです。
メタファーはプレイヤーにそう思わせる特別な物語だと、プレイして強く感じました。
世界観は歴史ある街並みに大自然の景色、対照的に暗い雰囲気の寂れた店先など
王道のファンタジー世界観。
誰もが知る堅実で力強い雰囲気が、ストーリーやバトルを盛り上げる大きな地盤となっているのです。


メタファーの世界に登場する要素は、特別新しいものではありません。
【妖精 ドラゴン 魔法 ダンジョン】
など既視感のあるものばかりです。
ですがそれらの合わさって生まれるストーリーは全く新しいものが出来上がっていました。
誰もが抵抗なく受け入れられるファンタジー要素の数々で構成されているので、抵抗なくスッと頭に入ってくるのです。

今の時代にファンタジーRPGの完全新作を仕上げてくるアトラスさんに感謝が止まりません。
色々なゲームをプレイしてきた人ほど、この作品の魅力を堪能できるはずですよ!
ターン制バトルの極地!練り上げられたゲームシステムが良き

メタファーの戦闘システムは、お馴染みのターン制RPGです。
相手に合わせた弱点属性で攻撃し、味方の行動回数を管理しテンポよく戦闘を進める。といったシステムの根幹は特に変わっていません。
が、従来のシステムより奥深く、完成度はピカイチです!
何故なら今までのアトラスさんが出しているシリーズの良い部分を合わせ込み練り上げているからです。

フィールドアクションによる先制攻撃、行動回数を示すプレスアイコン、仲間との協力技ジンテーゼ、前衛後衛の隊列、4段階あるバフデバフなど、バトル要素は多種多様です。
個人的に一番良かったのは、バフとデバフ管理のしがいがあったことです。
アトラス産ゲームではどれもバフデバフの概念がとても重要でしたが、今作では四段階もあるので、相手をもっと弱らせるか味方を強化するか、悩むタイミングが結構多かったです。

ボスは攻撃力も高いので、一手誤るとかなりの大ピンチになります。
デバフの管理だけでなく、状態異常回復、防衛系スキルの選択などで状況が一変するので大変悩みがいがあります。

気にすることが多いとストレスになりそう……
と、思いがちですが、必要な思考量は絶妙なバランスに調整されています。
バトル中に苦しい場面が続くこともありますが、その苦労はボスを倒せた際の達成感にキレイに変換されます!
よって、最終的にはメタファーの戦闘システムは最高!これからもよろしくお願いします!という感想になりますよ。
最高の人生経験!凝縮された旅要素の数々


旅は人生の記録になります。
時がいくら経ったとしても、その日の思い出を振り返るだけで自分の成長を感じることができるのです。
皆さんは見知らぬ土地に旅に出たら、一体何をするでしょうか。
移動中に友と普段しない話を語りますか?


立ち寄った街の住民を観察して、活気のある市場をただ眺めたり。
そこでしか出会えないものを食べ、味わうのは身も心も満たされるでしょう。


時には口に合わないものを頑張って食べることもありますよね。




旅立つのを惜しむほどの宿を利用することもあれば、早く出たいと思わせるボロ屋で眠ることもあります。


住民に話しかけられ、その土地の長い自慢話に付き合わされるのも、振り返ればいい思い出になります。


心を許せる友と見たことのない景色を共有すれば、それだけで遠くまできた甲斐が生まれます。


自分の本音と向き合い、人生の目標ができれば一生ものの経験となるでしょう。


やはり旅は良いですね……。
全てを忘れ、あらゆる経験をもたらしくれるような旅に出かけたくなる……。
そんな気持ちにさせてくれる
とても素晴らしいゲーム。
そう。それこそが
【メタファー:リファンタジオ】なのです。



センチな気分に染まりすぎでは?
クリア感想


いやーとても面白いゲームでした。
私の生涯プレイした中のJRPGランキングでも高ランクに入る作品でした。
今回書くタイミングがなかったですが、UIやBGMもクオリティが高く素晴らしかったです。
2025年7月には、オーケストラによるコンサートも開催予定です(凄まじい人気ゆえ、私はまだチケットを確保できていません……)
今作のあまり良くなかった点を強いて述べれば、フィールドでのアクション面の操作感が少し硬い動きに見えましたね。
敵の攻撃を避け、こちらの攻撃を当てる必要があるので、操作感覚になじむまでは思った通りのプレイ体験が得られませんでした。
以前発売された、怪盗アクションが主体の【ペルソナ5スクランブル】と比較してしまっている故に、そう感じてしまったのかもしれませんが。



操作に慣れれば、敵をガンガン攻撃できますけどね!
今作はサブクエストやダンジョン、難易度なども遊びやすさを意識した絶妙な設定になっています。
せっかくこの完成度で新しい作品を生み出したなら、今後もシリーズ化して何か展開して欲しいところです。
続編か、新規要素をプラスした完全版でも大変ありがたいので、どうか関連作を製作して頂きたいと心から思っております。
本作の魅力を全然伝えきれていないことは私自信ひしひしと感じておりますが、最後までお読みいただきありがとうございました。
それではまた!